インターネットの活用(6)自力でのSEOについて

外部の専門家に有料で依頼せず、自身でできるSEO(Googleの検索で見つけてもらいやすくする)にはいくつかの種類があります。ここでは内部SEOという自身のサイト内で行う対策について記していきます。内部SEOについては、たくさんのネット記事や書籍があると思います。自分が調べた範囲では簡単な近道というものは無いようです。現在のGoogleのような大手では「SEO対策への対策」が徹底されていていて本当に価値のあるサイトが検索上にくるようになっているようです。Google自身が検索で目立つための方法を以下のサイトで提示しています(https://developers.google.com/search?hl=ja&card=owner

自分はネットサイトや書籍の他にUdemyというオンラインの学習コースで(時折ディスカウントされているコースで1,200円くらいでした)SEOについて受講してみましたが、どれもほぼ同様のことを言っていることが確認できた感じです。結論としては継続的にネットを利用する人たちに有用な情報を提供していくことが大事なようです。

但し、サイトに長く滞在してもらった方が(たくさんの情報を得たということで)有用なサイトとみなされるのか、適度に短い滞在(すぐに目的を果たすことができたということで)有用なサイトとみなされるのかなど、細かい点ではGoogleの採点スコアのつき方が変わったりするようです。Googleの採点スコアが上がると検索結果の上位に表示され、サイトへの訪問者の増加につながります。また、サイトの内部構造というものがあります。これは結構難しいのですが、こういった技術的な事柄にも気を配らないとGoogleの採点スコアが上がらないようです。気になる方はマメにSEOに関するサイトをチェックしたり、書籍やオンライン学習などで一度まとめて勉強してみることをお勧めします。たくさんの会社さんや個人の方が丁寧に記事を書いてくれています。また、Googleがsite Kitというツールを提供していて、サイトへの訪問者数やどうすれば検索結果が上がるかについてアドバイスをしてくれます。こういったツールを利用するのも良い手かと思います。

インターネットの活用(5)  Google検索への接続(1)

しばらくの間、オリジナルサイトを作成してGoogle検索へ接続する方法について説明します。インターネットはAmazonやFaceBookなどの大きなサイトとその他のサイトに分かれます。利用者側から見た違いは検索の範囲になります。Amazonの中で検索をするとAmazonの扱う商品が検索結果として表示されます。FaceBookの中では知り合いの名前や記事が検索結果として表示されます。インターネット全体の情報を検索する場合は多くの場合、Googleの検索機能を使うことになります。多くの人は、Chromeなどのブラウザーの検索窓に知りたい内容を入力して、インターネット上の情報を探していると思います。

つまり素晴らしいアイデアや商品をご自身のサイトに載せたときに多くの人に知ってもらうにはGoogleの検索を通じて表示してもらうのが一つの手段となります。もちろん、その他にもAmazonと契約して商品を売ってもらう方法やFaceBookの広告機能を利用して発信する方法もあります。但しこういった方法は多くのコストがかかります。オリジナルのサイトで発信していきたいときにはGoogle検索の力を借りるのが合理的な選択肢となります。

Googleの検索に表示してもらう方法をご存じの方は少ないと思います。残念ですがオリジナルのサイトを立ち上げてたくさんの記事を載せてもそのままではGoogleの検索にはなかなか表示されないでしょう。なぜなら、サイトを立ち上げただけではGoogleの検索につながっていないからです。技術的な理解とやや面倒な作業が必要になりますが、サイトを立ち上げたら必ずGoogle検索に接続しましょう。その方法をこの後の記事で順次お伝えします。これにはおおよそ数千円の費用がかかります。クレジットカードも必要となりますのでご準備ください。

(前もってご説明しておきますが、Googleの検索への接続は無料ではありません。彼らのビジネスは広告ビジネスに属します。払うのは必ずしも高いお金ではありませんし、ご自身でいつでも金額を決められますが)

Googleの検索システム(広告システム)につながったら「目立つ」ための運用をしていきます。「目立つ」ためには2つの方法があります。
 1)広告費を払う
 2)SEO対策を行う

1)の方法もGoogle検索に接続した後は簡単です。費用は数百円~数万(数百万?)までご自身で決めることができます。

2)のSEO(Search Engine Optimization)という言葉を聞いたことがあれば、だいぶインターネットに詳しい人かと思います。Google検索に正しく表示してもらうための対策を指します。サイトの作成会社さんにお願いすれば、ほとんどの会社さんはSEO対策もしてくれるはずです。Google検索に接続する方法の後ご自身で行える簡単なSEO対策についてもご説明していきます。

インターネットの活用(4) 必要なスキル

インターネットの活用にはこれまで述べたように、いくつかの方法があります。予算がたくさんあって、大手の開発会社に委託できる方はそれが最も安全で効果的な方法かもしれません。一流のプロによる適切なアドバイスや先端技術の提供を受けられます。
ここでは、少ない予算でご自身のアイデアや小規模な商材をネットで扱う方法を説明していきます。その場合、いくつかのスキルがや知識が必要になります。また、ネットにはたくさんの人が参加していますので競争も存在していることも意識する必要があります。
スキルを分類すると下記の通りとなります。
1)構想力
2)運用力
3)技術力
となります。ネットの活用だけでなく、何かを物事を進めるときに必要になるスキルでもあります。簡単に説明していきます。
1)構想力
一番最初に必要となるスキルは構想力となります。構想力と書くと難しそうですが、現状とゴールを認識して言語化(もしくは図式化)できればOKです。言語化したものを構想と呼びます。構想の段階では必ずしも現状からゴールへの道筋は見えていなくても問題ありません。ここはご自身に担って頂かなくてはいけない要素となります。
例えば、素敵なアクセサリーを作っている方がご自身の作品をネットを通してたくさんの人達に作品を届けたいときには、素敵なアクセサリーを作っていることが現状となります。そしてたくさんの人に届けたいというのがゴールとなります。
なんだか当たり前のことと思われるかもしれませんが、専門用語で要件定義と言われるこの能力は、ご自身でネットを活用する場合も、他の会社さんにお仕事を依頼する場合もとても大事なことです。他の会社さんにお願いする場合、細かくいろいろな条件を決めなくてはいけない場合も出てきます。

2)運用力
二番目に必要となるスキルは運用力となります。これはまた大まかに2つの要素に分解することができます(4つに分けることもできます)。構想に時間軸や道筋(実現方法)を加えた計画というものを作る計画スキルがその一つ目、計画と現実のずれを随時修正する実行スキルが二つ目です。このふたつは時に互いに関係を持っていて、計画に従って実行し、実行の結果ゴールの見直しをすることになります。この2つは基本お客様が手綱をとりますが私たちもお手伝いができるところです。ネットの活用が始まってからの現状認識と次のアクションを決めて実行していくスキルとなります。
例えば、素敵なアクセサリーをどのように周知して、月にいくつ届けたいのかなど計画を立てて実行します。月末に実績を確認して、来月発表する新しいアクセサリーを多くの人に届けるにはどうしたらいいのかなど次の計画を立てたりします。つまり計画と現状を見比べながら次のアクションを決めていきます。ビジネス書などではPDCA(Plan-Do-Check-Action)を回すなどとも呼ばれています。
スモールビジネスであれば、ご自身のペースでこのサイクルを回していけばよいと思いますし、他の会社さんが関係する場合はアドバイスを得たり、変更に伴う調整も必要になってくるでしょう。

3)技術力
三番目のスキルは構想を実現するための個別の能力です。ビジネスプランの立案、エンジニアリングやアート、広告宣伝など、ここは私たちやいろいろな会社さんが主に担っていくところです。現在では、GoogleやAmazonといったとても大きな会社さんたちもきめ細かくお手伝いをしてくれます。
例えば、春の装いに合うかわいいアクセサリーを作ってたくさんの人に知ってもらいたいときにサイトに素敵な写真と特別なページを追加したいときには、サイトを少し変更することになるでしょう。また、Googleの広告や検索の力を適切に借りれば、春のお出かけに素敵なブローチを探している人にあなたのアクセサリーを知ってもらうことができるでしょう。こういったネット上のアクションは慣れている人には簡単でも、そうでない人にはどうしていいかわかりにくいかもしれません。ご自身で勉強してもいいし、こういったサービスを提供している会社さんにお願いするのもよいと思います。

私たちWayGoでは、1)~3)まで、いろいろな段階からお手伝いをさせて頂くことができますので、お気軽にお声がけください。

インターネットの活用(3) 初期コスト続き

これまでのご説明でインターネット上にお客様の住所(ドメイン)と場所(サーバー)が用意できました。用意できた場所に、次はサイトを作っていきます。店舗用の土地に看板や建物、店内の内装を作りこんでいくのと似ています。

ケース1 私たちがお手伝いする場合
お客様のご要望と予算感をお聞きしながら、ホームページのイメージや機能を作りこんでいきます。先のページの10万円の予算で基本的ですが、素敵なデザインのホームページを作成するところまで含まれています。概ね下記の様な機能は備えています。
【TOP】お店や会社のイメージを伝えるTOPページ
【概要】お店や会社の概要(住所、資本金、代表者名、等々)
【紹介】お店や会社の商品を紹介するページ
【コンタクト】お店や会社へコンタクトするためのページ
【ブログ】ブログ機能(連絡事項や新商品紹介など)

オンラインショップなどの更なるインターネット活用を追加される場合は、ご相談してみてください。

ケース2 無料サイトを利用する場合
いくつかの無料サイトがあり、使い方も丁寧に説明があります。代表的なサイトを先に挙げました。無料サイトを利用してご自身で中身を作成することで初期コストをかけずにサイトを作成することができます。基本的な機能や素材は豊富にそろっていますので、知識とお時間があれば、きれいなサイトを作ることが可能です。無料サイトごと特有の便利な機能が使える反面、制限事項もありますので注意が必要です。
ご利用になる無料サイトによりますが、おおむねケース1と同じような内容のページを作成することが可能です。

ケース3 ご自身で作業される場合
上記のように無料サイトを利用することも可能ですし、独自ドメインを取得してレンタルサーバーを借りてホームページを作成することも可能です。
後者の場合、一般的にはWordPressのようなCMS(コンテンツマネージシステム)を利用して作成することが一般的です。WordPress自体はレンタルサーバー側で用意していてくれている場合がほとんどで無料です。CMSを利用しない場合はHTMLやCSSといった言語やツールを勉強して作成することになりますが、インターネット技術の進歩に合わせて便利な機能を取り込んだり、セキュリティの対応などが非常に大変になりますので、一般的ではありません。
例えばこのサイトもWordPressを使って作成しています。非常に豊富なプラグインも揃っていて、いろいろな機能に対応するのも容易になっています。
サイトに利用する写真やフォントなどの素材も無料で使えるものがインターネット上を探せば提供されていますので、初期コストをかけずにきれいなサイトを作ることも可能です。
ケース1と同様のページを先ず作成するのが一般的となります。無料サイトに比べて制限がありませんので、より独自性の高いサイトを作ることが可能です。

IoTについて その3(開発コスト)

IoTを使って何かを実現したいと思ったときにどのようなコストが掛かるでしょうか。必要なコストとしては開発コスト(初期コスト)と量産コストに分かれます。

開発コストは企画~調査~設計~プロトタイプ開発~初期評価など、量産までに掛かるコストになります。主にハードウェアエンジニアとソフトエンジニアが業務を担当します。大きな会社ではそれぞれ専任のスタッフが対応しますが、私たちでは一人のエキスパートが対応させて頂きます。おおよそエンジニアが1ヶ月稼働すると100万円掛かるのが相場と思います。

大手企業様で開発される場合、企画検討~プロトタイプ開発にエンジニア2人を付けて6ヶ月で1,200万円というコスト提示は普通ではないかと思います。このコストには何か事故があった時の手厚い対応と保証(と固定費)が暗黙に含まれていますので、用途によっては高いとは言えないと思います。

私たちでお手伝いさせて頂く場合はその1/3~1/2(400万~600万円)が相場になると考えます。プロトタイプまでは既存品の流用やAWS/Azureなどのクラウドの活用を行い、極力コストを抑えたご提案をさせて頂きます。

もちろん、上記のような規模ではなく既存技術を利用した簡易なIoT開発では10万円台から対応させて頂いております。

例えば、SORACOMさんの提供されている簡易キット(SOROCOMストア)を使って、遠隔地のセンシングを行ないログやスマホに通知するなどの例であれば10万円程度で実現することが可能です(実費別途)。

インターネットの活用(2) 初期コスト

インターネットを使ってビジネスをするにはどのくらいのコストがかかるのでしょうか。

実現したい内容によってコストは変わってきますが、なるべくコストを下げて活用する場合を考えます。

コストは初期費用運営費用に分かれます。初期費用は最初に掛かるコストで、主にサイトの構築費用です。私たちでお手伝いする場合、10万円くらい(A)からと考えて頂いてよいかと思います。できることは限定されますが、インターネットへのデビューとしてはこのあたりからでも可能です。

初期コストを更に抑えたい場合、無料のホームページ作成サイトもあります。ご自身でサイト構築をすることで初期コストを抑えることが可能です。
 Wix(ウィックス):https://ja.wix.com/
 jimdo(ジンドゥー):https://www.jimdo.com/jp/

サイトの構築と書きましたが、具体的にはどのようなものでしょうか。サイトとはインターネットサイトを略して読んでいます。別の呼び方ではホームページとも呼ばれます(厳密には同じではありませんが)。インターネットサイトとはその名の通りインターネット上のサイト(場所・敷地)で、インターネット上に登録されたあなたの場所となります。

つまり、サイトの構築とはインターネット上にお客様の専用の場所を構築するということになります。初期コストをかけて専用のサイトを作る場合は戸建ての建物を建てることを想像して頂けるとわかりやすいかもしれません。これに対して無料のホームページ作成サイトは集合住宅を想像して頂けるとよいかもしれません。

インターネットにはドメインと呼ばれる「住所」を登録してくれる会社と、レンタルサーバーと呼ばれる「場所」を提供してくれる会社があります(どちらもお役所とは関係のない私企業や団体というところが、インターネットの面白いところですね)。両方をセットで受けてくれるところが大半です。

ドメインは例えば今ご覧頂いているサイトであれば「www.waygo.co.jp」になります。この名前は世界で一つだけしか登録されません。重複しないように登録会社・団体で世界的に管理されています。ご自身で取得する場合、これの登録におおよそ4,000円(B)掛かります。年間の管理費用も4,000円(C)程度かかります。
お名前.com : https://www.onamae.com/
Xdomain : https://www.xdomain.ne.jp/

レンタルサーバーとはレンタルしてくれるサーバーのことです。サーバーというのは、簡単に言えばインターネットにつながっているコンピューターと考えて頂ければよいかと思います。サイト(ホームページ)を作るということはサーバーの中に、読んだり見たりしてもらうデータ(やプログラム)を入れておくことになります。

今読んで頂いているこの文章はサーバーの中に入っているのです。それをインターネットを通してお手元のパソコンやスマホに表示されていることになります。

お客様ご自身でパソコンを買ってきて難しい設定を行ってインターネットにつなぐことでサーバーを作ることもできるのですが、膨大な知識や手間がかかることやお金も余分に掛かるので現実的ではありません。専門の会社さんがレンタルしてくれるサーバー(レンタルサーバー)を使うことが一般的です。ドメイン取得とレンタルサーバーを同じ会社にお願いすることで、ネット上の設定を簡単にすることが可能です。お客様自身でレンタルサーバーを借りる場合、コスト的には年間12,000円(D)程度になります。
お名前サーバー : https://www.onamae-server.com/
XServer : https://www.xserver.ne.jp/

ここまでのサイト構築に掛かるコストをまとめると下記の通りとなります。

ケース1 私たちがお手伝いする場合 = (A) = 10万円

ケース2 無料サイトを利用する場合 = 0円

ケース3 ご自身で作業する場合 = (B) + (C) +(D) = 2万円

住所(ドメイン)と場所(レンタルサーバー)が準備できたら、インターネット上のお店を作ります。

次のページでご説明していきます。

インターネットの活用(1) ご興味のある方へ

みなさんインターネットの活用にご興味はありますか?

会社やお店をやっている方なら一度は興味を持たれたことがあるのでは無いでしょうか。インターネットを活用することで日本中のお客様、世界中のお客様とつながることができた!というお話をたくさん聞いたことがあると思います。

コロナの影響もあってこれまでと違うやりかたを試してみたいという方も多いのではないでしょうか。

興味はあるけど、どうやってやったらいいかわからない、どのくらいお金が掛かるのか不安、webサイトの運営なんかできない。そういう方に向けて今はたくさんのサービスが用意されています。

今は技術が進歩していて、パソコンやネットに詳しい人なら簡単にネット上にお店や広告を出すことができます。多くの方には、やりかたがわからなかったり、なかなか踏ん切りがつかなかったり、時間がとれなかったりするのが実態ではないでしょうか。

たくさんのサービスの中から一番よさそうなものを選ぶのも大変です。ネット上にお店を出してから、お客さんを集めたり、新しい商品を登録したり、紹介文を考えるのも面倒そうです。

ネットに広告を出しても、思ったように集客や契約に結び付かないときにどのような対策を取ればよいかも難しそうです。

誰か代わりにインターネットの活用方法を考えて、運営までやってくれないのかな?

そんなお悩みにも私たちWaygoはお応えして参ります。

お客様のお話をお聞きして安心価格で最適なご提案をさせて頂きます。

IoTについて その2 (Arduino/RaspBerryPi)

IoTという言葉が広く使われるようになったのは、マイコンボードの標準化も一つのきっかけになっているのではないでしょうか。

マイコンボードは文字通りマイコン(マイクロコンピューター)が載っているボード(基板)で、プログラムによっていろいろな制御を行うものです。

マイコンボードは洗濯機や電子レンジ、テレビのリモコンなどいたるところに使われていて、暮らしを便利にしてくれています。ただ、これらは使われる家電製品に向けて専用に作られているので、他の用途には使えません。

マイコンのプログラムを作ることでいろいろな用途に使える汎用のマイコンボードが昔から売られていました。ただ、これらは独自設計になっていたため広く使われることはありませんでした。そのためプログラムやハードウェアの資産が蓄積されることがなく、毎回ゼロから開発するしかなく、開発費も高く、量産効果も出ない状況が続きました。

そのような中で、2つの標準的なマイコンボードが生まれ普及してきました。

【Arudino】アルディーノ
2005年にイタリアで始まったプロジェクトから生まれた開発環境とマイコンボードです。
昔ながらの8/16bitマイコンを使っていてOSはありません。プログラムはC言語で記述します。OSがないためCPU資源をプログラマが全て管理でき、マイクロ秒単位のリアルタイム制御が可能になります。CPU性能が高くないため複雑な処理は困難です。
価格は1,500円~3,000円程度です。

【RaspBerryPi】ラズベリーパイ
2010年代に販売されたModelAから機能強化が続けられているマイコンボードです。標準でLinux系のOSが準備されています。OSが搭載されているため完全なリアルタイム制御には不向きですが、CPU性能が比較的高いため、パソコンに近い複雑な制御を行えます。
価格は7,000円前後です。

両者とも大きさやコネクタの配置がある程度標準化されているため、取り付ける周辺回路も豊富に販売されています。このため、実現しようとする機能を市販品で賄えることも多々あり、プロトタイプを短期間で安価に実現することが可能になります。

但し、耐ノイズ性能をはじめとする環境性能や機械的強度については保証がされないため、実運用についてはしっかりとした技術検証や、各種対策、製品用の基板の開発も検討が必要となります。

私たちWayGoではIoTなどハードウェアを利用した商品開発にも対応して参ります。

with コロナ

2020年6月5日現在、新型コロナの流行の第二波を警戒しながらではありますが、ようやく社会活動再開の時期となっています。医療関係者の方々をはじめとして公衆衛生に関わる皆様の命がけのご尽力と、全国でそれぞれの場所で皆様が尊い犠牲を払いながらこの状況を迎えております。

新型コロナの特性はまだ未知のことが多く、感染拡大の対応がずっと続く場合、withコロナの心構えが必要になるようです。社会生活もこれまでとは違ったものになるとの予想もあります。 人と人との関係をより安全に優しくつないでいくために、コンピューターやネットワークにできることはたくさんありそうです。

withコロナの世界を少しでも安全でやさしい世界にしていくお手伝いをさせて頂きたいと願っております。

IoT(あいおーてぃ)について その1

IoTという言葉を耳にするようになりました。「Internet of Things」のことだよと言われても更にわからなくなりますね。直訳するとインターネット物(もの)でしょうか。専門家は別として、この言葉を聞いてはっきりと理解できる人は少ない様に思います。そんなとき、IoTの反対語から考えると分かりやすいかもしれません。

では、反対語は何でしょうか。元々インターネットはコンピューター同士をつないで情報をやりとりするために発達してきました。スマホもコンピューターですので、スマホ同士でメールを送ったり、パソコンからスマホにメールを送ったり。銀行などが使っている大きなコンピューターとATMをつないでいるのも今はインターネットです。こういった使い方は当たり前なのでIoTのような特定の名前はついていないようです。

これに対して世の中の物理的な「物」や「状態」とコンピュータをネットワークでつなぐことをIoTと呼ぶようです。例えば、ホームエレクトロニクスといって、センサーや家電をインターネットにつないで便利にするようなこともIoTと呼んでいますね。実は昔からやってきていることではあるのですが(Wikipediaなどによると1999年に初めてIoTという言葉が使われたようです)。よく耳にするようになったのは、技術が発展してきて使いやすくなり、応用した商品や事業が増えてきたためと思われます。この言葉の使い方は広い意味でのIoTとなります。

最近よく使われるもう少し狭い意味(定義)では、センサーやモーターを小型のコンピューターを介してネットワーク(やコンピュータ)につないで自動化などを行うことを指すようです。水分量を計りながら庭の植木鉢の水やりを自動化するとか、電気のスマートメーター、自動販売機の欠品検出、工場での生産実績収集、等実は昔からやっていたことを最近はIoTと呼ぶことが多いようです。

試作のハード開発で数百万円、ソフト開発も数百万円掛かっていたようなことが、今はハード数万、ソフト開発も簡単なプロトタイプまでなら数十万円で一通りできるようになりました。もちろん人命や財産に関わるものには別途本格的な開発が必要ですが。

低価格なだけでなく納期もとても短くなりました。ハードウェアやソフトウェアのライブラリ化(あらかじめ作っておいて組み合わせる作り方)が発達してきた恩恵です。

従来はコストや納期であきらめていたことも容易に試すことができるようになり、用途も広がるというマーケットの拡大が起きるようになっています。より身近にコンピュータやネットワークが使われる時代になりそうです。

私たちWayGoでもIoTを活用したプロトタイプ開発などを請け負っておりますので、気軽にお声がけ下さい.