インターネットの活用(2) 初期コスト

インターネットを使ってビジネスをするにはどのくらいのコストがかかるのでしょうか。

実現したい内容によってコストは変わってきますが、なるべくコストを下げて活用する場合を考えます。

コストは初期費用運営費用に分かれます。初期費用は最初に掛かるコストで、主にサイトの構築費用です。私たちでお手伝いする場合、10万円くらい(A)からと考えて頂いてよいかと思います。できることは限定されますが、インターネットへのデビューとしてはこのあたりからでも可能です。

初期コストを更に抑えたい場合、無料のホームページ作成サイトもあります。ご自身でサイト構築をすることで初期コストを抑えることが可能です。
 Wix(ウィックス):https://ja.wix.com/
 jimdo(ジンドゥー):https://www.jimdo.com/jp/

サイトの構築と書きましたが、具体的にはどのようなものでしょうか。サイトとはインターネットサイトを略して読んでいます。別の呼び方ではホームページとも呼ばれます(厳密には同じではありませんが)。インターネットサイトとはその名の通りインターネット上のサイト(場所・敷地)で、インターネット上に登録されたあなたの場所となります。

つまり、サイトの構築とはインターネット上にお客様の専用の場所を構築するということになります。初期コストをかけて専用のサイトを作る場合は戸建ての建物を建てることを想像して頂けるとわかりやすいかもしれません。これに対して無料のホームページ作成サイトは集合住宅を想像して頂けるとよいかもしれません。

インターネットにはドメインと呼ばれる「住所」を登録してくれる会社と、レンタルサーバーと呼ばれる「場所」を提供してくれる会社があります(どちらもお役所とは関係のない私企業や団体というところが、インターネットの面白いところですね)。両方をセットで受けてくれるところが大半です。

ドメインは例えば今ご覧頂いているサイトであれば「www.waygo.co.jp」になります。この名前は世界で一つだけしか登録されません。重複しないように登録会社・団体で世界的に管理されています。ご自身で取得する場合、これの登録におおよそ4,000円(B)掛かります。年間の管理費用も4,000円(C)程度かかります。
お名前.com : https://www.onamae.com/
Xdomain : https://www.xdomain.ne.jp/

レンタルサーバーとはレンタルしてくれるサーバーのことです。サーバーというのは、簡単に言えばインターネットにつながっているコンピューターと考えて頂ければよいかと思います。サイト(ホームページ)を作るということはサーバーの中に、読んだり見たりしてもらうデータ(やプログラム)を入れておくことになります。

今読んで頂いているこの文章はサーバーの中に入っているのです。それをインターネットを通してお手元のパソコンやスマホに表示されていることになります。

お客様ご自身でパソコンを買ってきて難しい設定を行ってインターネットにつなぐことでサーバーを作ることもできるのですが、膨大な知識や手間がかかることやお金も余分に掛かるので現実的ではありません。専門の会社さんがレンタルしてくれるサーバー(レンタルサーバー)を使うことが一般的です。ドメイン取得とレンタルサーバーを同じ会社にお願いすることで、ネット上の設定を簡単にすることが可能です。お客様自身でレンタルサーバーを借りる場合、コスト的には年間12,000円(D)程度になります。
お名前サーバー : https://www.onamae-server.com/
XServer : https://www.xserver.ne.jp/

ここまでのサイト構築に掛かるコストをまとめると下記の通りとなります。

ケース1 私たちがお手伝いする場合 = (A) = 10万円

ケース2 無料サイトを利用する場合 = 0円

ケース3 ご自身で作業する場合 = (B) + (C) +(D) = 2万円

住所(ドメイン)と場所(レンタルサーバー)が準備できたら、インターネット上のお店を作ります。

次のページでご説明していきます。